なりそこない

正常にも異常にも、幸せにも不幸せにもなりそこなった存在

note

・外的自己と内的自己の統合について →肉体と精神の統合? 体性感覚が橋渡しをするのではないか。外からの刺激(物理・化学的な刺激)が中枢神経系の電気信号(こころ)になる。身体(外)で感じたものが、完全に主観的な領域(内)でのみ処理される、という…

支離滅裂。そして思いは伝わらない

けんかをした。 他人と喧嘩するのはいつぶりだろう。吹っ掛けたのはこっちである。原因を作ったのもこっちである。というか、原因は簡単に言うと誤解だったらしい。何を誤解していたのか自分にはまだわからない。でも私はとりあえず満足した。だからもう仲直…

決意と無気力、重なり合って焦燥に変わる

ブログの更新がぱたりと止まって、気づいたら後期試験が近づいている。そういえばここを立ち上げたのは前期試験の直前だった。試験前には部屋の掃除をやりたくなるとよく言う。同じように私は試験前になると意味もない文章を書きたくなるのだろう。そのエネ…

はっぴぃ・ばーすでぃ

お誕生日おめでとう、のあとに続ける言葉をいつも探しあぐねる。今年もよろしく、正月かよ。よい一年を、ニューイヤーかよ……。いつも迷った挙句、いつもありがとう、など唐突だがまあ無難な気がする感謝の辞などをとりあえず述べておく。 大半の場合はこれで…

縛る紅、ゆらり

生まれて初めて、縄をうけた。ふらりと立ち寄った展覧会で緊縛ショーが行われており、ショーが終わった後に体験させてもらった。初心者の体験ということでごく緩い縛り方をしてもらったようだが、それでも身体の自由は全く効かない。 とてもどきどきした。 …

≪物語(ロマン)≫、唄う

小説が、書けなくなった。 大学生になって文藝部に所属することになり、第一回目の原稿提出を済ませた。今は夏休み。秋の学祭号に向けての執筆期間である。締め切りは九月末。大学生の夏休みだ。時間はたっぷりあるはず……なのだが、そもそも何を書いていいの…

唐揚げ南蛮の上のタルタルソース

唐揚げ南蛮はとてもおいしい。この酸味の効いたコクのある南蛮ダレがいい。それから重要なのは一緒にかかっているタルタルソース。タルタルソースがタレと混ざり合うと、酸味が少し抑えられてこっくりとマイルドな味わいになる。とてもおいしい。 ところで、…

向こう側の私

プリクラは好きではない。細かいセルの中から微笑む自分の姿は、どうしようもなく気持ち悪く感じる。というか、写っている人影が自分だとはどうしても信じられない。それほど「盛れ」ているのかと問われると、決してそうではない。ただのっぺりと、画一的な…

ひさしぶりだね。を発声する直前は、吐きそうに憂鬱だけれど

久しく離れていたものに、再び入っていくことを思うと憂鬱になる。試験期間のため一か月ほど行かなかったアルバイト先に、久しぶりに出勤する日の前夜なんて最悪。しばらく訪れていなかった部室には足を向けるのが億劫だし、遠くに住んでいる友人と会う約束…

とてもとても眠たい午後に

昨日は話題の『シン・ゴジラ』を観にいった。正確には、あてもなく映画を観にいったらちょうどいい時間帯にやっていたものがゴジラだったという話だが。私はこれまでゴジラの映画を観たことがなかった。ゴジラデビューである。面白かった。 作中でゴジラが「…

図書室の主

自治体設営の図書館はどことなく居心地が悪い。すぐに読んでしまうから、と言ってなかなか本を買ってもらえなかった私にとって貴重な活字の供給地だったが、だからといって入り浸ることはなかった。 代わりに私が愛したのは、学校の図書室だった。自治体の図…

わたし、あの娘、彼等、あなた。

「同性愛は生物学的に間違っている」 といった言論を振りかざすやつは大嫌いである。同性愛者に対して全く歩み寄る気がない言論であることは言うまでもない。それだけでなく生物学、また生命に対して、その深遠を重機でザクザク埋め立てるような発言だと思う…

優しい名無しさん:「人生は死ぬまでの暇つぶし」

数年前に某巨大掲示板で見かけた書き込みが頭を離れない。いや、正確には原文と違った形で記憶しているのかもしれないが、とにかくこの文言は自分の最根底の行動指針となっている。 「人生は死ぬまでの暇つぶし」 なんと消極的で刹那的な考え方だろうとは思…

欲にまみれて、生死

ここ数日、これまで散々悩まされ続けてきた食欲と、食欲の代替として利用しまくっていた性欲が驚くほど落ち着いている。食欲については普通に三食採っているのでないわけではないのだが、毎日のように襲ってきていた過食衝動らしき苛立ちがかなり小さくなっ…

選んだ本は君のこころを外界に表現してくれる強力なツール、かもしれない

ハイティーンくらいの子供たちは、どこか悪ぶりたがるものである。些細なところでは、自分がいかに勉強をしていないか自慢するだとか、法律違反かつ大して味もわからないアルコール飲料を摂取してみるだとか、すでにティーンを通り越してしまった人にも憶え…

七月蝉の

うるさい、と言えば、五月蠅い、と書くが、七月蝉い、と書くほうが適切なのではないだろうかと夏になるたびに思わされる。もう少し前のことになるが、梅雨明けの発表が出た翌朝、突然蝉たちの声に確かな圧力を感じるようになった。あまりにも正確なその季節…

自己顕示欲の行方

他人に自分の考えを伝えようとするとき、言いたかったことは決まって何万光年ものかなたまで飛んでしまう。重たく渦巻いていたはずの感情まで一緒に失われてしまうから、互いにどう思っているのか話し合おうとするときにはただ、金魚のように口をぱくぱくさ…